2009年10月1日木曜日

mainichi industry food life Ringer hat

リンガーハット:価格値上げ 野菜すべて国産に切り替えで

 「長崎ちゃんぽん」で知られるリンガーハットは30日、ちゃんぽんと皿うどんの食材の野菜すべてを国産にするのに伴い、販売価格を10月1日から 40〜100円値上げすると発表した。消費不況で多くの外食チェーンが値下げを競う中、同社は「国産野菜のおいしさと安全性」を訴える「付加価値戦略」へ の転換をアピールする。

 1日から長崎ちゃんぽんの値段は東日本が500円(従来450円)、西日本490円(同)、東京都内23区550円(同)になる。野菜の量を1人 前当たり25グラム増量するほか、野菜の量が2倍の「野菜たっぷりちゃんぽん」(全地区650円)も新たに発売する。米浜和英社長は「値下げでの集客には 限界がある。時代に逆行するかもしれないが、国産野菜本来のおいしさを届けたい」と説明。

 同社は、キャベツやもやしなど年間1万2400トンの野菜を食材に使用し、このうち、タマネギやニンジンなど2400トンは輸入していたが、今後はすべて国産に切り替える。国産野菜を安定的に確保するため、国内15道県・約40産地の農家と契約したという。【宮崎泰宏】




0 件のコメント: