2009年10月12日月曜日

asahi society life architecture kenchiku 30m Fukuoka

新築の高さ30メートル規制検討 福岡市

2009年10月12日8時7分

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 福岡市は、都心に近い住宅地で、新築の建物の高さを最高で30メートルに制限する都市計画の変更案をまとめた。対象となるのは、これまでは北側の境界線 からの距離に応じて制限していた地域で、敷地面積が広ければ突出して高い建物を建てることができるため、高層マンションなどを巡る紛争が相次いでいた。再 来年の導入を目標に、市民の意見を募る。

 市都市計画課によると、対象となるのは、市営地下鉄の西新、姪浜駅周辺や、福岡空港の東側など、高層マンションが密集する地域。現在の制度では、 絶対的な高さの制限はなく、日照権などに配慮し、北側の建物や道路からの距離に応じて高さを制限している。しかし、最近は住民の間で高さそのものへの抵抗 感や、景観への意識が強まっているため、改定を検討していた。

 変更案では、都心に近い地域から3段階(30メートル、25メートル、20メートル)に分け、地域内で一律の規制を設ける。これを超えるマンションなどを建てる場合は、認めるかどうか市が個別に審査する。

 高さ制限の変更は、96年以来。市民の意見を募り、都市計画審議会の答申などを受けて案を練り、導入する予定。




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