イタリア:皇帝ネロが作った「回る食堂」の遺跡発見か
暴君として知られたローマ皇帝ネロ(紀元37〜68年)が招待客らを楽しませるために造った「回る食堂」とみられる遺跡がローマで見つかり、イタリアの考古学研究チームが29日発表した。ANSA通信などが伝えた。
ネロ帝は、現在はコロシアムが立つ場所にあった池を、高台にある食堂から眺め食事を楽しんでいたという。
遺跡は動く食堂の下部構造部とみられ、歴代皇帝の宮殿があったパラティーノの丘で見つかった。食堂の可動部の軸とみられる部分があったことから回る食堂と推定した。
回る食堂は軸の周りに木製の床を備え付け、水の力を利用して回転させたとされるが、詳しい動作原理は分かっていない。(共同)
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