土星にもう一つ超巨大な輪 NASA宇宙望遠鏡で発見
土星に見つかった超巨大な輪のイメージ。これまで見つかっていた輪より、はるか遠くに漂っている=NASA提供
土星の輪のはるか外側に、超巨大なもう一つの輪があることが、米航空宇宙局(NASA)のスピッツァー宇宙望遠鏡の赤外線観測で分かった。極めて薄く、雲のように広がっていたため、これまで見つかっていなかった。
輪は、土星から600万〜1200万キロメートルの範囲に、赤道から27度傾いて広がっていた。これは、地球から月までの距離の15〜30倍の距離だ。 細かい無数の氷や、ちりでできているとみられるという。NASAの研究者は「土星の衛星の成り立ちを解明する鍵になるかもしれない」と期待している。(東 山正宜)
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