2008年12月11日木曜日

asahi shohyo 書評

学力と階層—教育の綻(ほころ)びをどう修正するか [著]苅谷剛彦

[掲載]2008年12月7日

■階層で学力が決まるのか、学力が階層を作るのか。教育の不平等化にアクセルを踏み続ける現状に、学力問題の第一人者が説く処方箋(せん)

  学力低下問題の第一人者として知られ、今秋からオックスフォード大学の教授になった著者が「学力と階層」「教育の綻び」について書いたものに書き下ろしを 加えて、系統立ててまとめた本格的な教育論。学力の階層差は拡大したか、ゆとり教育は何をもたらしたか、学力低下の本質を探る、教師たちを追い詰める教育 改革、フリーターに脱出口はあるか、教育の綻びを修正するための施策、など。

朝日新聞出版

表紙画像

学力と階層—教育の綻びをどう修正するか

著者:苅谷 剛彦

出版社:朝日新聞出版   価格:¥ 1,890

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