2008年12月19日金曜日

asahi international art history Leonard Da Vinci Loubre

ダビンチのデッサン?3点見つかる ルーブル美術館

2008年12月19日11時43分

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写真「聖アンナと聖母子」の裏に描かれていたデッサン。左から「馬の頭」「頭骨」「子どものキリストと子羊」=ルーブル美術館提供、AP

 【パリ=国末憲人】レオナルド・ダビンチが描いたとみられる未確認のデッサンが3点見つかったと、パリのルーブル美術館が18日発表した。同館が所蔵するダビンチの名作「聖アンナと聖母子」の裏側にうっすらと描かれていたという。

 発表によると、デッサンにあったのは「馬の頭」「頭骨」「子どものキリストと子羊」。キリストと子羊は、表の絵の一部に似ているという。

 同館は今年、仏美術館修復研究センター(C2RMF)と共同で「聖アンナと聖母子」の精密検査に乗り出した。このために絵を外して裏を見た際、肉眼で見 分けがつかないほどの馬の頭と頭骨のデッサンを学芸員が発見。赤外線カメラで撮影して、もう一つの作品が明らかになった。いずれもダビンチの様式がうかが えるものの、成立過程についてはさらに研究を続けるという。

 「聖アンナと聖母子」は、「モナリザ」と並んで同館が所有するダビンチの傑作の一つ。モナリザより数年後の1508〜10年ごろ描かれたとみられる。



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