2008年12月16日火曜日

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佐渡と百舌鳥・古市古墳群、世界遺産の暫定リスト見送り

2008年12月15日18時57分

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 文化庁や外務省など世界遺産関係の6省庁連絡会議は15日、国内の暫定リストへの、「金と銀の島、佐渡」(新潟県)と「百舌鳥(もず)・古市古墳 群」(大阪府)の追加を見送ると決めた。文化庁は9月、この2件を含む5件をユネスコ(国連教育科学文化機関)に提出する暫定リストに追加する方針を示し ていた。

 文化庁は、佐渡について、07年に世界遺産になった石見銀山(島根県)を拡張するかたちで推薦すべきだとしていた。しかし島根側に「唐突な話だ」などと困惑する声があり、さらに調整が必要と判断された。

 仁徳天皇陵を含む百舌鳥・古市古墳群は、天皇や皇族の墓である陵墓の保存管理の考え方を、宮内庁と文化庁で整理・共有する必要があるとされた。文化庁は「2件とも調整ができ次第、追加を諮りたい」としている。

 今回、追加が決まったのは「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田各県)、「九州・山口の近代化産業遺産群」(福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、山口各県)、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡県)。



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