枯渇現象起きたら新規掘削禁止 温泉保護へガイドライン
各地で枯渇が心配されている温泉資源を守るため、環境省は26日、都道府県が温泉の掘削許可を出す際の初のガイドライン案を明らかにした。湯量や湯温が 数年以上にわたって低下するなどの枯渇現象が起きた地域は、掘削禁止区域に設定できるようにする一方、保護する上でデータが不足しているとして温泉を継続 的に監視するよう求めた。
掘削許可は各自治体が独自の基準で判断してきた。しかし保護のために不許可としても、その根拠を巡って事業者との間で訴訟などトラブルになる例も多く、統一的な指針づくりが進められていた。
今回の案は、温泉保護を理由に周辺の源泉の所有者から同意を取り付けることを多くの自治体が事業者に求めている現状に絡み、逆に同意が得られなかっただけで不許可とするのは不適切とも指摘している。
ガイドラインは来春までに最終的に取りまとめる予定。
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