2008年12月24日水曜日

asahi shohyo 書評

悲劇週間 [著]矢作俊彦

[掲載]2008年12月21日

 詩人でフランス文学の翻訳でも知られる堀口大学は、20歳のころ、外交官の父のもと、メキシコで暮らした。時あたかも革命の混乱が起き、魅惑的な美少女フエセラに心を奪われ、多感な青年は詩と革命と恋の嵐に巻き込まれる。堀口大学が著者に乗り移ったような青春ロマン。

表紙画像

悲劇週間—SEMANA TRAGICA (文春文庫)

著者:矢作 俊彦

出版社:文藝春秋   価格:¥ 1,000

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