2009年9月17日木曜日

yomiuri Hatoyamaryu

居酒屋経営「仕事どう」…飾らない鳩山流<2>

 鳩山さんには02年から3年間、「サラリーマンの街」東京・新橋で居酒屋を共同経営した経験もある。

 開店当時は、民主党代表の再選を目指している真っ最中。「酒場で政治談議をし、働く人の本音を知りたい」というのが開店の理由で、店名も「友人」をもじって「トモト」にした。店に顔を出した時は、法被姿で手ぬぐいを首に掛け、率先して、お客さん全員に話しかけた。

 「お前、国会議員だろ。もっと国のことをやれよ」。酔った客が鳩山さんに絡んだ時も周囲がハラハラする中、動じない。嫌な顔一つせずに、絡んできた客の言葉にじっと耳を傾ける姿に、相手はいつの間にか激励の言葉を口にしていた。

 「政治家なら自分のアピールを優先してもおかしくないのに、鳩山さんは『仕事どうなの』と聞き役に徹する。首相になっても、国民の意見に耳を貸す聞き上手でいてほしい」。共同経営者だった新党日本の参院議員・平山誠さん(57)は要望する。

(2009年9月16日08時08分 読売新聞)



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