2009年9月28日月曜日

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19歳「北限の海女」、熱い人気 東京からも実演見学

2009年9月28日5時30分

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写真:新人海女の大向美咲さん(左)と小袖妃香理さん=岩手県久慈市宇部町の小袖海岸新人海女の大向美咲さん(左)と小袖妃香理さん=岩手県久慈市宇部町の小袖海岸

 25年ぶりに19歳の新人海女2人が入った久慈市宇部町・小袖海岸の「北限の海女」が27日に開かれた「感謝祭」で、ウニ捕りの実演を見せた。新人2人 の姿がインターネット上で「かわいすぎる」「美人すぎる」と評判を呼び、青森県八戸市で起きた「美人すぎる市議フィーバー」のような騒ぎに。感謝祭は大勢 の観光客でにぎわった。

 この日は、午前と午後の2回、海女の潜水実演が行われ、ともに19歳の新人大向美咲さんと小袖妃香理さんら5人が潜った。その姿を観光客約300人が見学した。

 小袖海岸の海女は、明治初期に始まったとされる。夫が漁に出る間、家計の助けのため妻が海に潜ってウニやアワビを捕った。50年前にはラジオドラマ「北限の海女」の舞台となった。

 8月にテレビで取り上げられた新人2人の映像がインターネットに転載され、人気が出た。ネット上にできたファンのコミュニティーには1カ月余で約6千人が加わった。

 ネットで2人のことを知り訪れた東京都の大学生、宮本裕太さん(23)は「伝統技が続いているのにも驚くが、若くてかわいい同世代が頑張っているのにも驚く」と話す。

 2人の海女は当初、人気に動揺したという。だが大向さんは「実際に来てくれるのは、すごくうれしいです」。小袖さんも「正直、びっくりだけれど、うれしい」と口をそろえる。

 久慈市産業振興部の下舘満吉部長は「こんなに人気が出るとは思わなかった。久慈のPRに大きな効果をもたらした」と喜ぶ。

 実演は30日まで。要予約(海女1人の実演料5千円)。問い合わせは小袖海女センター(0194・54・2261)へ。(朝倉義統)





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