2009年9月30日水曜日

asahi shohyo 書評

ガンジーの危険な平和憲法案 [著]C・ダグラス・ラミス

[掲載]2009年9月27日

  沖縄在住の米国人政治学者が、インド独立にあたってガンジーが思い描いていた憲法の草案について探る。暗殺によって幻と消えた憲法案は、国家と軍隊の存在 の根本に切り込む、国家権力にとっては実に「危険な」思想を胚胎(はいたい)していたがゆえに封印されたとみる著者の視点が、日本の行方を思うといっそう 刺激的だ。

表紙画像

ガンジーの危険な平和憲法案 (集英社新書 505A)

著者:C.ダグラス・ラミス

出版社:集英社   価格:¥ 714

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