2009年9月22日火曜日

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台湾:ウイグル人のドキュメンタリー、台北でも上映へ

 【台北・大谷麻由美】台湾南部の高雄市で亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」議長、ラビア・カーディルさんのドキュメンタリー映画を上映する 問題は、中国が激しく反発する一方で、台北市でも10月1日に上映が決まるなど中台間の波風は一向に収まらない状況になってきた。台湾の馬英九政権は中国 の批判の矛先が今のところ自分に向いていないことから、静観する構えを取っている。

 中国国務院台湾事務弁公室の報道官は20日、高雄市が映画を22、23の両日に上映することについて「断固反対する」との談話を発表した。談話は 映画について「事実を歪曲(わいきょく)し、民族の分裂分子を美化しており、テロ暴力犯罪活動に誤ったサインを送る」と指摘した。これに対し、野党・民進 党系の陳菊・高雄市長は21日、「中国の反対で上映をやめたら、高雄のイメージに傷がつく」と述べた。

 一方、民進党の羅文嘉元立法委員(国会議員)は20日、中国が建国60周年の記念式典で沸く10月1日に、台北でも記録映画を上映すると発表した。羅氏は「何を上映するかは自分たちの問題だ」と中国に反発している。

毎日新聞 2009年9月21日 22時27分



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