2009年9月2日水曜日

yomiuri government election looser Liberal-Democratic party Aso

「私自身への批判あった」麻生首相会見要旨

記者会見に臨む麻生首相=冨田大介撮影

 麻生首相(自民党総裁)の記者会見要旨は次の通り。

 多くの同志を失い、残念至極に思う。責任を強く感じている。総裁を辞任したい。速やかに開かれた総裁選を行い、新たなスタートを切るべきだ。政権奪回に向けて党を再生していかなければならない。

 そのためには、政策は民意を反映できていたか、党運営はどこに問題があったかなど、今後の自民党のあり方を検討する場を早急に設定する必要がある。自民党は国民の審判を厳粛に受け止め、必ず再生して政権を奪回する。

 党再生には地方組織の意見をしっかり聞くのが極めて重要だ。特別国会の召集は9月半ば頃で、それまでに党員の意見を集約するのは物理的に難しい。 拙速に新総裁を選ぶのは不満の元になる。じっくり時間をかけて意見集約を図っていくのが望ましい。(自身の総裁選出馬は)今の段階で全く考えていない。

 (敗因は)社会の閉塞(へいそく)感、格差など社会問題への不満、それらに効果的に対応できない自民党政治への不満があった。私自身への批判があったことは承知している。

 300(議席)が119になったので、空いている選挙区ができた。次の選挙に向かって活性化できる候補者の選定が、次の執行部が最も優先しなければならないことだ。

(2009年8月31日20時09分 読売新聞)



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