プロの演舞楽しんで 20日に観世流定期能 飯塚市 狂言や舞囃子も披露
東京など各地で活動するプロの能楽師が演じる「観世流飯塚定期能」(木月靖謳会主催、西日本新聞社など後援)が20日、飯塚市飯塚のコスモスコモン中ホー ルである。出演する能楽師の1人、木月晶子さん(40)=同市宮町=は「日本の伝統文化に触れるきっかけにしてほしい」と来場を呼び掛ける。
戦前の東京で能を学んだ木月さんの祖父、靖芳さん=故人=が70年ほど前に、飯塚で本格的な舞台を始め、40年ほど前からは春と秋の年2回開催している。
今回は能2番、狂言1番、舞囃子(ばやし)1番を披露。このうち、能の「通小町(かよいこまち)」では、小野小町への恋心がかなわぬまま、憤死した男性が死後も思いを断ち切れぬ姿を通じ、人間の執念深さなどを表現している。
午後1時−同5時。ホール席のほか、小さな子ども連れはガラス張りの別室も使用できる。大人5千円、大学・高校生2千円、親子券6千円。
=2009/09/15付 西日本新聞朝刊=
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