歴史かみしめ、洞窟のミサ 長崎・五島
「キリシタン洞窟(どうくつ)」横の波打ち際で祈りをささげる参加者=3日、長崎県新上五島町、森下東樹撮影
長崎県新上五島町の若松島にある「キリシタン洞窟(どうくつ)」で3日、年に1回のミサが行われた。
五島は永禄9(1566)年、アルメイダ、ロレンソ宣教師の来島で信仰が広まった。その後、徳川幕府のキリシタン弾圧から逃れるため里ノ浦地区の信徒たちはこの洞窟に隠れて信仰を続けたという。
このミサは10年ほど前に始まった。土井ノ浦教会の信徒代表、下窄(しもさこ)忠さん(83)ら上五島各地から集まった約150人が土井ノ浦港から漁船 に分乗。小雨まじりの空の下、午前11時すぎから、洞窟横の波打ち際でミサが行われ、終了後は持ち寄ったおにぎりや新鮮な刺し身で昼食をとり、親交を深め た。
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