携帯大好きオバマ氏ピンチ ホワイトハウスでは所持に壁
携帯電話で話すオバマ氏=AP
【ニューヨーク=真鍋弘樹】ホワイトハウス入り後、果たしてオバマ氏は携帯電話を手放せるか——。関係者の間で今、それが話題になっている。同氏は自他共に認める「ケータイメール中毒」だが、米大統領就任後はセキュリティー上の理由などで使うことはできなくなりそうだ。
オバマ氏は、メールやホームページが見られるスマートフォンの一種「ブラックベリー」を常に腰のベルトに装着しており、暇さえあればメールをチェックしている様子がよく見られる。
米メディアによると、選挙期間中も陣営からのメモやブリーフィングをすべて携帯メールで受けていたほか、友人らに「シカゴ・ホワイトソックスが勝っ た!」などとメールを送っていたという。本人も自覚しており、AP通信が大統領候補に趣味などをアンケートした際、「悪い習慣」に「ブラックベリーの チェック」と答えている。
だが大統領就任後はいくつもの壁にぶつかりそうだ。まずハッキングされたり電話機を紛失したりして、外部に情報が漏れる恐れがある。また、法的に 個人メールもすべて大統領の公式記録となるため、自由に削除もできず、最終的には公開対象となり、議会などの召喚の対象にもなってしまう恐れがある。
クリントン、ブッシュ両大統領は在職期間、電子メールの使用をあきらめたという。オバマ氏もケータイを手放さざるを得ないのでは、というのがもっぱらの見方だ。
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