洋画家・小磯良平の「日本髪の娘」、韓国で見つかる
小磯良平作「日本髪の娘」=韓国国立中央博物館提供
【ソウル=牧野愛博】韓国国立中央博物館は13日、昭和を代表する洋画家・小磯良平の作品で所在が長く確認されていなかった洋画「日本髪の娘」を18日 から同館で公開すると発表した。同館の前身の李王家美術館が33年から45年にかけて収集した日本の美術作品の中に含まれていた。
「日本髪の娘」は35年の作品。着物姿の女性が欧風のソファに腰掛けた様子を描いたもので、同博物館によれば、20〜30年代に盛んに描かれた作風という。同館は「日本近代西洋画の最高傑作」と評価している。
朝鮮王朝最後の皇太子、英親王が、東京美術学校長の正木直彦や洋画家和田英作らの助言で収集した作品群の一つという。展示は09年10月まで。
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