2008年11月5日水曜日

asahi shohyo 書評

なにもかも小林秀雄に教わった [著]木田元

[掲載]2008年11月2日

「ボードレールもランボオも、正宗白鳥も志賀直哉も、アランもドストエフスキーも」……まだまだ続くが、16歳で敗戦を迎え、ようやく本を読み出した著者 が、自身の読書遍歴を通じて哲学研究への道を語る。回想によれば案外、小林に「なにもかも」でもなかったようだが、知への飽くなき追求ぶりにため息。

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