熊本ホテルキャッスル、2年間メニューと違う肉使う
熊本市の熊本ホテルキャッスル内の直営レストラン「九曜杏(くようあん)」が、06年10月の開店後間もなくから約2年間、「県産あか牛」とメニューに 表示したステーキに交雑種の肉を使っていたと22日、同ホテルが明らかにした。ほかにもJA熊本グループのブランド豚「りんどうポーク」と表示したグリル に別のブランド豚を使っていたという。18日に県の調査で発覚し、いずれもメニューから外した。
あか牛は赤茶色の毛で覆われた褐毛和種で、熊本や高知県が主産地。
ホテルの岩田憲二・管理本部長によると、県産あか牛やりんどうポークは流通量が少なく、レストランは開店直後には仕入れが難しくなり、料理長(46)の判断で同月末までには表示とは違う肉を使い始めたという。
景品表示法に基づく県環境生活部の調査を受けた際、仕入れ先の業者に牛の個体識別番号を確認したところ、2年間の約90回の仕入れ中、3回が県外産、それ以外は県産の交雑種だったことがわかった。経営陣も初めて知ったという。
岩田管理本部長は「お客様にご迷惑をおかけした。チェック体制を厳しくしていきたい」とコメントした。
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