生物多様性って何? 愛知県民調査、「知らない」8割

2010年に名古屋市で開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)について愛知県が行った意識調査で、8割を超す県民が「生物多様性」と いう言葉を「知らない」と答えた。COP10の地元開催についても、6割が「知らない」と回答。県民の関心の低さが浮き彫りになり、危機感を抱いた県は PRに力を注ぐ方針だ。
調査は08年7月、県内の成人男女3千人に無作為にアンケート用紙を郵送し、1837人から回答を得た。
「生物多様性」の認知度は「かなり知っている」「ある程度知っている」が計12.4%なのに対し、「あまり知らない」「ほとんど知らない」などが計86.4%を占めた。
地元で開催されることや、開催の時期についても、「知っている」は36.0%、「知らない」は62.7%という寂しい結果。県環境部国際会議準備室は「テーマが科学的だけに、難しいイメージがあるのでは……」と落胆する。
ドイツのボンで08年5月にあったCOP9には、国連や各国政府、NGOなどから7千人あまりが参加した。COP10にも世界中から多くの参加者が訪れる見通しで、県は「ガイドや通訳など住民ボランティアの積極的な参加が運営に欠かせない」と見る。
ただ、救いなのは、「知らない」という回答の中にも、「これから知ってみたい」という県民が3割近くいたこと。県は、もっと知ってもらおうと、 09年3月までに県内各地で「キャラバンセミナー」と呼ばれる勉強会を計20回開く。ミツバチが花に受粉し、花がミツバチに蜜を与えるなど、生きものが支 え合う仕組みをそれぞれの地域の自然環境から学ぶ取り組みになるという。(西本秀)
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