レイプ防ぐには「美女と同数の兵士必要」 伊首相が発言
ベルルスコーニ首相
【ローマ=南島信也】凶悪事件が比較的少ないことで知られるローマ市内で今月3件の婦女暴行事件が起きているが、ベルルスコーニ伊首相の「レイプは避けられない」との発言が物議を醸している。
伊各紙によると、首相は25日、地方選挙の応援のために訪れたサルデーニャ島で聴衆を前に「レイプを防ぐには、美しい女性の数と同じぐらい兵士が必要だ」と述べた。
これに対し、野党側は「レイプに遭った女性に対して配慮のない不快な冗談だ。首相は国民の安全を保証できないことを示した」と一斉に反発。だが首相は「数百万人もの美しい女性に敬意を払ったものだ」と、どこ吹く風の様子。
ベルルスコーニ政権は犯罪増加の理由として不法移民の急増を挙げ、治安強化に乗り出している。また頻発する事件を受け、都市部のパトロールのために軍兵士を増員することを決めている。
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