2009年1月20日火曜日

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首都に300万人?準備も歴史的? オバマ氏就任式

2009年1月20日3時2分

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 【ワシントン=真鍋弘樹、勝田敏彦】初のアフリカ系米国大統領の誕生という20日の歴史的な就任式は、人出も歴史的になる見通しだ。人口60万人の首都に全米から100万人を超える市民が押し寄せたら、一体何が起きるのか。

 ブッシュ米大統領は13日、ワシントンに非常事態を宣言した——。といっても、首都にハリケーンが襲来したわけではない。オバマ次期大統領の就任式に伴う空前の警備体制の経費を連邦予算から追加支出するための措置だ。

 連邦政府はすでに1500万ドル(約14億円)を支出しているが、それを超えた場合、米連邦緊急事態管理局(FEMA)が追加資金を出せるようになる。

 予算がかさむのは、150万人とも300万人とも言われるけた外れの人出が予想されるからだ。大半は式の入場券を持っていないが、歴史的な雰囲気を少し でも味わおうと全米から集まりつつある。地元ホテルの高騰や交通規制のため、多くは当日朝、郊外からバスや地下鉄を使って続々と市内に入ることになる。彼 らを待つのは、空港のような厳しい身体検査だ。

 検査の長蛇の列を我慢しても目当ての就任パレードを見られるとは限らない。米メディアによると、警備当局は沿道に収容できる人数を約30万と見込んでいるとされ、これを超えた場合は立ち入りを制限する可能性が高いという。

 オバマ氏を熱烈に支持する若者の多くは携帯メールやネットを日常的に利用しているため、大規模災害時並みの通信障害が起きる懸念もある。一斉に式 の様子を撮影して動画や写真を友人に送ったり、ネット上にアップロードしたりするという前例のない事態が予想されている。携帯各社は回線を臨時増強してい るが、4年前に比べ全米で携帯電話の利用者は3割近く増えている。



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