米画家アンドリュー・ワイエスさん死去 91歳
ワイエス氏=AP
ワイエス氏の代表作「踏みつけられた草」=AP
田舎の風景や孤独な人物を主題にした写実的な画風で知られる米国の画家アンドリュー・ワイエスさんが16日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア郊外の自宅で死去した。91歳だった。AP通信が報じた。
詩情あふれる水彩やテンペラ画でアメリカン・リアリズムの代表的画家となった。代表作には、草原をはう女性の後ろ姿を描いた「クリスティーナの世界」(48年)や、70年から15年にわたって一人の女性を描き続けた「ヘルガ」シリーズなどがある。
ペンシルベニア州生まれ。画家の父を持ち、9歳で水彩画を始めた。07年には、ブッシュ大統領から芸術勲章を授与された。
日本でも人気が高く、70年代から何度も展覧会が開催され、現在も個展が国内を巡回している。
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