英「イブニング・スタンダード」、元KGBスパイが買収
【ロンドン=尾形聡彦】ロンドンの著名な有料夕刊紙「イブニング・スタンダード」が21日、旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元スパイだったロシアの富 豪、アレクサンドル・レベジェフ氏に買収されることになった。英メディアは買収価格は1ポンド(約124円)と報じている。
同紙の親会社であるDMGTが21日、売却を発表した。イブニング・スタンダードは、ロンドンの無料夕刊紙との競争などで経営が悪化し、損失が拡 大していたという。大半の株式はレベジェフ氏側が取得するものの、DMGTも約25%の株式を保持して、「編集の独立性は守る」としている。レベジェフ氏 はロシアで政権に批判的な新聞社「ノーバヤ・ガゼータ」も経営している。
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