2008年8月5日火曜日

kumanichi local culture festival history Kofunsai Nagomi

2008年8月4日 06:38
熊本日日新聞 くまにちコムのTopへ戻る
「卑弥呼」の舞 観客うっとり 和水町
卑弥呼を中心に幻想的な炎の列が続いた古墳祭の松明行列=3日夜、和水町江田(野田徹)
卑弥呼を中心に幻想的な炎の列が続いた古墳祭の松明行列=3日夜、和水町江田(野田徹)
 熊本三大火祭りの一つとされる和水町の「古墳祭」最終日の三日、江田船山古墳、肥後民家村一帯で松明[たいまつ]行列があり、古代人にふんした町民ら八百人が松明片手に約一キロを練り歩いた。

 夕刻から始まった「炎の宴[うたげ]」で、倉本明日香さん(18)ふんする卑弥呼[ひみこ]が民家村の石舞台で神火をおこし、大松明に点火。女子中学生による優雅な浦安の舞などが披露された。

 卑弥呼は古代人たちが待ち構える江田川水辺公園に川舟で移動。みこしに乗り、古代人のかざす松明に守られながら一行八百人とともに民家村へ向けて出発した。闇に揺れる炎の列が幻想的な雰囲気を醸し出した。

 無数の炎に囲まれた石舞台に戻った卑弥呼は、優美な舞を披露。詰め掛けた観客たちは、うっとりと見とれていた。(村上正徳)


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