尾瀬の湿原荒らすシカ撮った ニッコウキスゲの花減少
尾瀬沼付近の大江湿原に深夜、姿を現したシカの群れ=福島県檜枝岐村、杉本康弘撮影
ニッコウキスゲなどの食害が深刻化している尾瀬国立公園で28日未明、ニホンジカが湿原に姿を現した。
福島県檜枝岐村側の尾瀬沼北東岸に広がる大江湿原で同日午前0時すぎから、2〜4頭で植物を食べるニホンジカを確認。湿原を囲む林にも目を光らせるシカがいた。
尾瀬にはニホンジカはいなかったが、96年ごろから食害が確認され始めた。ニッコウキスゲの名所の大江湿原も、今季はシカの食害に加え、7月の遅霜で、花の数が極端に少ないという。
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