2008年8月11日月曜日

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1600年以上前の聖書写本、ネット公開 英独など共同

2008年8月11日

  【ベルリン=金井和之】ドイツ、イギリスが所蔵する1600年以上前の聖書の写本が7月下旬からインターネットで公開され、話題になっている。公開が始 まったのは現存する最古の写本の一つといわれる「シナイ写本」。羊皮紙に書かれた写本は、独東部のライプチヒ大学のほか英、ロシア、エジプトに分散して保 存されている。同大学のシュナイダー図書館長は「点在している最古の写本がインターネット上で再び一つになる。こうした試みは初めてだ」と話している。

 同大学は今年5月から所蔵する43枚をネットで公開。7月24日からはこの43枚に加え、英国に所蔵されている300余枚のう ち67枚が公開された。ギリシャ語で書かれている写本に英語と独語の翻訳が添えられている。09年半ばには、世界4カ所に散らばる写本のすべてをネット公 開する予定。

 シナイ写本は、4世紀ごろのもので、バチカンが所蔵する「バチカン写本」と並んで現存する最古の写本と言われる。ホームページはwww.codex‐sinaiticus.net。



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