2008年8月2日土曜日

asahi okuyami おくやみ

赤塚不二夫さん死去 「おそ松くん」「天才バカボン」

2008年8月2日21時48分

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写真赤塚不二夫さん=01年2月ごろ撮影

写真ネコとたわむれる赤塚不二夫さん=81年12月撮影

 「シェー!」「これでいいのだ!」「ニャロメ!」など数々の流行語を生み、「おそ松くん」「天才バカボン」などで笑いのブームを巻き起こした漫画家の赤塚不二夫(あかつか・ふじお、本名赤塚藤雄)さんが2日、肺炎で死去した。72歳だった。喪主は長女りえ子さん。

 中国東北部(旧満州)生まれ。新潟県内の中学を卒業後に上京、化学薬品工場の工員をしながら漫画を描き、56年に貸本漫画「嵐をこえて」でデビュー。石ノ森章太郎ら多くの漫画家が住んだアパート「トキワ荘」で本格的な創作活動を始めた。

 58年、初の月刊誌連載となった「ナマちゃん」を「漫画王」に発表。62年に六つ子を主人公にしたドタバタギャグ「おそ松くん」を「週刊少年サンデー」に、変身願望をくすぐる少女漫画「ひみつのアッコちゃん」を「りぼん」に連載して人気漫画家に躍り出た。

 67年、前衛的笑いの集大成「天才バカボン」と"反体制ネコ"ニャロメが登場する「もーれつア太郎」が連載開始。多くの作品がテレビアニメ化され、一大ブームを巻き起こした。02年に脳内出血で倒れて以降は、東京都内の病院で、意識が戻らないまま闘病生活を続けていた。

 65年に「おそ松くん」で小学館漫画賞、97年には日本漫画家協会文部大臣賞を受賞した。



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