世界経済危機—日本の罪と罰 [著]野口悠紀雄
[掲載]2009年2月8日
著者は日本の超低金利政策と円安の継続が米国の住宅価格バブル・金融バブルを増殖させたという意味で、日本は今回の金融危機の「共犯者」だという。日本の 05年以降の企業収益増加と株価上昇は「円安バブル」に支えられたもので、07年夏以降日本の株価が米国以上に急激に下落したのは、日本の輸出立国モデル の崩壊を知らせる市場のシグナルだと述べる。市場が要求しているのは「日本経済の構造を根本から転換させること」という指摘は、示唆に富んでいる。
- 世界経済危機 日本の罪と罰
著者:野口 悠紀雄
出版社:ダイヤモンド社 価格:¥ 1,575
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