2009年2月19日木曜日

asahi shohyo 書評

誰も書けなかった石原慎太郎 [著]佐野眞一

[掲載]2009年2月15日

  「太陽の季節」で登場以来50年以上、日本人が「この男から目を離せないできた」のはなぜか。著者は船会社の最末端から身を起こした父に着目し、日本の近 代史をそのまま背負う家族の物語を、神話のベールをはぎながらたどる。03年に出た『てっぺん野郎』に08年の「落陽の季節」を加稿。

表紙画像

太陽の季節 (新潮文庫)

著者:石原 慎太郎

出版社:新潮社   価格:¥ 540

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