機内で携帯解禁 アイルランドの格安航空会社
【ロンドン=土佐茂生】アイルランドの格安航空会社ライアンエアーは19日から、飛行中の機内で、携帯電話の通話や電子メール送受信を可能にするサービスを始めた。
機内での使用はこれまで、航空機の通信や誘導システムに障害を起こす恐れがあるため禁じられていた。しかし、機体に基地局アンテナを設けて弱い電波で通 信する新技術が開発され、欧州などで携帯電話の使用基準がゆるめられた。ライアン社は当面20機に導入。1年半以内に170機にまで拡大する予定だ。
料金は、通話は1分間1.5〜3ポンド(約200〜400円)、メールはデータ量によって1通につき1ポンド以上かかる。通話は同時に最大6人まで。将来14人まで拡大するという。ただし、ほかの乗客から苦情が殺到した場合、サービス拡大を取りやめるという。
同様のサービスは、昨年、アラブ首長国連邦のエミレーツ航空が導入済み。ライアン社の導入で携帯解禁が一気に広がりそうだ。
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