2008年6月5日木曜日

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2008年6月4日 23:11
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「平成の名水」に県内4カ所 環境省
県外からの観光客が訪れる水前寺成趣園=4日、熊本市(野田徹)
県外からの観光客が訪れる水前寺成趣園=4日、熊本市(野田徹)
 環境省は四日、美しい水に恵まれ、住民が主体的に保全活動を続ける全国各地の水源や河川などから選んだ「平成の名水百選」を発表。県内からは水前寺江津 湖湧水群(熊本市)など四カ所が決まった。一九八五(昭和六十)年選定の「昭和の名水百選」と合わせ熊本県は八カ所となり、全国最多の名水郷となった。

 ほかは金峰山湧水群(熊本、玉名市)と六嘉湧水群・浮島(上益城郡嘉島町)、南阿蘇村湧水群(阿蘇郡南阿蘇村)。

 環境省は七月の洞爺湖サミットに合わせ、水環境保全を一層盛り上げようと新たな名水地の選定を決定。一〜三月に各都道府県から最大四カ所まで募 集。学識者でつくる選定委員会が水質や水量、周辺生態系の保全、親しみやすさなど五つの基準を基に百六十二カ所を百カ所に絞った。

 「水前寺」は一日四十万トンのわき水を誇り、自然豊かな都市公園として親しまれる。「金峰山」は宮本武蔵らにまつわる歴史に富み、わき水は生活 や特産のミカン栽培の源。「南阿蘇村」は昭和の名水に選ばれた白川水源を除く水源が対象で、地域起こしを支える清水がわく。「六嘉」は天然プールが有名。 いずれも住民らが熱心な保全活動を展開している。

 今回、県内分は応募すべてが選ばれた。昭和の名水も各都道府県で最多の四カ所が選定されており、合計八カ所になったのは熊本と富山だけ。

 県内の昭和の名水は白川水源(阿蘇郡南阿蘇村)、轟水源(宇土市)、池山水源(同郡産山村)、菊池水源(菊池市)。

 平成の名水を抱える市町村長を招く表彰式は二十五日に東京の清澄庭園「大正記念館」である。(清田秀孝)



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