ボノ氏ら「G8のアフリカ支援公約、実現14%だけ」
主要8カ国(G8)に対してアフリカ支援の強化を訴えたボノ氏=AP
【パリ=国末憲人】7月の北海道洞爺湖サミットを前に、アイルランドのロック歌手ボノ、ボブ・ゲルドフ両氏らが18日パリで記者会見し、主要8カ国 (G8)に対してアフリカ支援の強化を訴えた。両氏らは、G8が約束した支援のうち実現したのは14%に過ぎないと指摘し、一層の努力を求めた。
G8諸国は05年の英サミットで、アフリカ支援額を10年までに250億ドル増やす方針を表明(その後の調整で支援額は218億ドルに減額)。両氏が参加する非政府組織(NGO)DATAの調査では、これまで実施された支援は30億ドル分だったという。
日本については、G8議長国として今以上の取り組みが必要だ、と指摘した。
ボノ氏は会見で、5月30日に朝日新聞の一日編集委員を務めた経験に触れ、「楽しかったと同時に、日本には新しい雰囲気が漂っていると感じた」と述べた。
0 件のコメント:
コメントを投稿