荒尾市野原の野原八幡宮（月田襄宮司）で二十五日、恒例の「御田植祭」があり、五穀豊穣（ほうじょう）を祈願して、早乙女姿の女性らが苗を手植えした。
早乙女はかすりの着物に赤いたすき、すげがさ姿。地元の女性やＪＡ職員、市職員ら二十一人が務めた。七人の歌姫が「ハァー、きょうは八幡さんの田植えでござる」で始まる田植歌を歌う中、約十アールの神田に横一線に並んで苗を植えた。
近くの八幡小五年の六十三人も田植えに挑戦。井川侑也君（１０）は「田植えは初めてで、すごく面白かった。田んぼは冷たくて気持ち良かった」と笑顔で話した。収穫した米は年末に氏子らに配られるという。（宮崎祥一郎）
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