2008年6月25日水曜日

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遺骨はロシア皇太子と皇女 ニコライ2世一家、全員確認

2008年6月25日19時17分

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写真皇帝ニコライ2世(前列左から2人目)とアレクセイ皇太子(同4人目)、マリア皇女(後列左)=AP

 【モスクワ=星井麻紀】ロシア最後の皇帝ニコライ2世の長男アレクセイ皇太子と三女マリア皇女とみられた遺骨は本物だったと24日、検察当局が発表し た。昨年7月、皇帝一家が最後の時をすごしたウラル地方エカテリンブルクで見つかり調査が続いていた。これで一家全員の遺骨が確認されたことになる。

 インタファクス通信などによると、調査の結果、遺骨は12〜14歳の男性と17〜19歳の女性のもので、焼かれた跡があった。米国などでのDNA鑑定でも遺骨は2人のものと確認された。7月後半に調査の全容が公表される予定。

 ニコライ2世一家は、ロシア革命翌年の1918年、ソビエト政権によって銃殺された。その後、生存説など様々なうわさが飛び交ったが、91年、皇 帝が幽閉されていたエカテリンブルクで9体の遺骨が発見された。英国の鑑定でニコライ2世らのものとされたが、その中に2人の遺骨は含まれていなかった。



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