山鹿市鹿央町岩原の古代の森交流施設「里やま」で、直径二十センチの古代ハスが淡いピンクの花を咲かせ始め、早朝から写真愛好家や行楽客の目を楽しませている。
「里やま」の八つの池では、約二千年前の地層内の種子から復活し、全国に広まった「大賀ハス」や中国伝来の芦山白蓮（ろざんはくれん）など約二十種を栽培。現在、大賀ハスを中心にかれんな花をつけている。
早朝五時ごろから開き始め、晴れの日には昼前には閉じてしまう。熊本市花立の有働義人さん（６３）は「じっと見詰めると、時が止まったような美しさですね」とシャッターを押していた。
一帯では二十八日から七月二十七日まで「鹿央蓮（はす）まつり」が開かれ、写真コンテストや子どもスケッチ大会なども催される。実行委（電）０９６８（３６）３１１１。（稲田稔丈） |
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