2009年7月14日火曜日

sairyusha shinkan

ジェンダーの比較映画史

川口 恵子
A5判 / ページ / 上製
定価: + 税
ISBN978-4-7791-1462-5 C0074
[2009年11月 刊行]

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内容紹介

「国家の物語」から「ディアスポラの物語」へ

資本主義の高度な発達によるグローバル化が加速した現代社会。猛烈に肥大化したハリウッド映画に代表された「映画理論」からも、グローバル化の陰で第三世 界の国々に飛び火しつつある「ナショナリズムの論理」からも解放された、もうひとつの《空間》を作り出すことへの積極的な参画。本書の「映画読解行為」は 新たな《闘いの場》を創造する。
(1)ナショナル・シネマとジェンダー(2)インディペンデント・トランスナショナル・シネマの可能性(3)植民地映画の系譜(4)フランス映画のアイデ ンティティ危機(5)植民地映画『望郷』分析(6)ベトナム革命映画の成立過程(7)南北分断のジェンダー化(8)革命映画とジェンダー(9)『インディ ア・ソング』アンヌ・マリー=ストレッテルの死(10)アイデンティティと政治性(11)白人植民ブルジョワ社会の終焉(12)声の導く時空間(13) 『姓はヴェト、名はナム』政治的映画の製作(14)「ベトナム女性の声」の構築過程(15)国家とジェンダーの関係(16)声の中の「ホームラン ド」(17)ナショナル・シネマにおける国家/国民とジェンダー(18)新しい女性表象の創造。図版資料多数収載。

版元から一言

著者プロフィール

著者プロフィール

川口 恵子(カワグチケイコ)

[著者紹介]愛媛県生まれ。1980年、東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。1986年、ソルボンヌ大学大学院修士課程修了。2008年、東 京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学、青山学院大学、和洋女子大学で非常勤講師を務める。著書には『映画に学ぶ英語』(東洋書 店)、『ゼロから話せるフランス語』(共著、三修社)等がある。




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