50個目の超新星発見 山形の板垣さん、わずか8年で
ペガスス座のNGC7647に見つかった50個目の超新星(中央の2本の線が交わる位置にある小さな星)=板垣さん提供
山形市のアマチュア天文家・板垣公一さん(61)が50個目の超新星を発見した。国際天文学連合(IAU)が12日に発表した。世界では100個以上見 つけた人がいるが、日本人で50個以上見つけた例は初めて。板垣さんは「次は数百年に一度あるかないかの肉眼で見える超新星を最初に発見したい」と語っ た。
50個目を見つけたのは11日午前2時23分ごろ。ペガスス座にあるNGC7647という銀河に、明るさが18等の未知の星中央の2本の線が交わる位置にある小さな星を60センチ反射望遠鏡で見つけた。報告を受けたIAUが世界に呼びかけて追観測し、超新星と認定した。
地球からこの銀河までの距離は約5億光年で、板垣さんが発見した超新星の中で最も遠いという。板垣さんは超新星の初発見からわずか8年で50個にこぎつけた。
板垣さんは「私の発見を知って、ハッブル宇宙望遠鏡や世界の望遠鏡がその方向を向くような、研究の役に立つ大物をもっと発見したい」と話した。(東山正宜)
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