2009年8月9日日曜日

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「勝立の化石」60点展示 大牟田市・三池地区公民館 元校長野田さん 発掘32年の成果

2009年8月9日 00:45 カテゴリー:九州 > 福岡
「新しい化石を見つけるのが楽しみです」と話す野田さん

 今年90歳の元小学校長、野田栄さん=大牟田市三池=が市内で発掘した化石を紹介する「こんなにあるよ 勝立の化石」展が、同市三池の三池地区公民館1階展示室で開かれている。15日まで。

 野田さんは32年前に知人に連れられ、同市勝立の住宅造成地で化石を見つけてから、化石に興味を持ったという。以来、勝立地区や三塚山などで発掘・調査を続け、これまでに209種類1000点以上の化石を集めた。

 その中から、およそ5300万年前−3400万年前の始新世時代を中心に、巻き貝や甲殻類、木の実など約60点の化石を展示。中には野田さんが世界で初めて見つけたというカニやサメの歯など珍しい化石も並ぶ。

 今も「未知の発見を求めて」毎日のように化石を探しに出掛けるという野田さん。「大牟田の身近な所に多くの化石があることを、ぜひ知ってください」と話している。

 開館は午前9時−午後5時、入場無料。

=2009/08/09付 西日本新聞朝刊=




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