「これからがスタート」福田衣里子氏、決意の朝
多くの報道陣に囲まれ、沿道から行き交う車に手を振る福田衣里子氏=31日午前7時22分、長崎県諫早市、藤脇正真撮影
「選挙戦は終わったけど、これからがスタート」。長崎2区で当選を果たした民主新顔の福田衣里子氏(28)は31日、長崎県諫早市の事務所で喜びをかみ しめるように静かに語った。「医療、社会保障問題とともに、暮らしが崩壊している地域の実情にもっと目を向けて役に立ちたい」
眠ったのは約2時間だけ。この朝も7時20分ごろから事務所前の国道沿いに約20分間立った。「ありがとうございます」「今後ともよろしくお願いします」と、ドライバーに笑顔で手を振った。31日は取材対応や支援者らへのあいさつ回りに追われる。
勝利を実感したのは、同じ小選挙区で争った自民の大物、前職久間章生氏(68)の比例区での復活当選がないと知った時だったという。31日未明まで事務所に残り、当選後は薬害肝炎訴訟の仲間たち約10人から、祝福の電話や電子メールを受けた。
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