2009年8月28日金曜日

asahi shohyo 書評

江戸のセンス [著]荒井修、いとうせいこう

[掲載]2009年8月23日

  扇子職人で浅草の文扇堂主人の荒井修氏が、扇子のデザインから江戸流の「粋」を語る。案内人はいとうせいこう氏。あえて扇面に月の全部を描かないことでそ の大きさを想像させる「のぞき」、源氏物語・空蝉(うつせみ)のお題から碁盤とセミの絵柄を生む「見立て」。職人の発想力やしゃれ心に引き込まれる。

表紙画像

江戸のセンス -職人の遊びと洒落心 (集英社新書)

著者:荒井 修・いとう せいこう

出版社:集英社   価格:¥ 714

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