2009年3月12日木曜日

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黄金生む下水汚泥、配管の灰はさらに高濃度 長野・諏訪

2009年3月12日17時55分

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 下水汚泥を焼却した際に出る粉じん「溶融飛灰(ひばい)」から金を取り出し、売却益を挙げている長野県諏訪市の諏訪湖流域下水道豊田終末処理場で、「煙 道スラグ」と呼ばれる灰には、もっと高濃度に金が含まれていることがわかった。処理場を管理する同県諏訪建設事務所が10日に発表した。

 同事務所によると、溶融飛灰は1トン当たりの金含有量が約1890グラムだったが、煙道スラグは6千〜2万2千グラムほどという。回収した0.6トンを愛媛県の銅鉱山製錬施設に売ったところ、約1900万円になった。

 煙道スラグは、溶融飛灰を回収する「バグフィルター」という網の前段階の配管(長さ約5メートル)の中にたまる。

 同処理場の金の売却益は、溶融飛灰を含め、昨年10〜12月だけで約4千万円になった。(遊座武)



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