2008年5月1日木曜日

asahi shohyo 書評

中世の音・近世の音 [著]笹本正治

[掲載]2008年04月27日

 童謡の「ゆうやけこやけ」を入り口に、鐘の音に焦点を当てた日本文化史。中世には、この世とあの世を結びつける神聖性を帯びていた鐘の音が、近世には次第に日常的になっていく。寺の増加や鋳物師への認識の変化なども興味深い。

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