2008年5月22日木曜日

kumanichi local Tamana Nameishi Shaku

2008年5月22日 13:21
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干潟でシャク釣り 玉名市・滑石小
習字の筆を使って釣り上げたシャクを手に持つ小学生=玉名市
習字の筆を使って釣り上げたシャクを手に持つ小学生=玉名市
 玉名市の滑石小(寺本博校長)の恒例行事「シャクつり大会」が二十一日、境川河口沖の有明海干潟であり、三〜六年生の児童百五人が保護者らの指導を受けながら筆を使った独特の漁法に挑戦した。

 郷土の海の良さを感じてもらおうと、総合学習の一環で同校が毎年開いている。同市の玉名中や玉陵中などの特別支援学級の生徒ら約二十人も参加し た。シャク(しゃこ)釣りは、習字に使う毛筆を直径四センチほどの巣穴に差し込み、敵と勘違いして追い出そうとする習性を利用する。

 子どもたちは、持参した筆を上下に小刻みに動かし、巣穴のシャクが反応すると大はしゃぎ。保護者らの手ほどきを受けながら、慎重に釣り上げてい た。五年生の虎本和也君(10)は「本当は三匹くらい釣りたかったけど、一匹釣れたシャクをおばあちゃんに持って帰ります」と話していた。(内海正樹)


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