2008年5月14日水曜日

asahi shohyo 書評

学問の面白さを伝える 東大が研究紹介単行本

[掲載]2008年05月11日

 東京大学が創立130周年を記念してビジュアルな研究紹介の単行本「アカデミック・グルーヴ」(発売・東京大学出版会)を刊行した。

 「学問の面白さ、最先端の現場のわくわくするような雰囲気を若い人に伝える」をコンセプトに、大学紹介の冊子とはひと味違う装丁で、中身も工夫を凝らした構成になっている。

 渋滞学(西成活裕)、西洋古典学(逸身喜一郎)、量子テレポーテーション研究(古澤明)と多彩な分野の研究者が学問の成り立ちや先端の研究現場な どを解説する「アカデミック・ツアー」、本格的な数学や哲学の論文を日常語で読み解く「日常語翻訳ライヴ」、複数の意味を持つ単語を集めた"学術用語辞典 的同語異義"コーナーなど、いずれもきれいなカラーのグラフィックが満載。50人を超える若手をはじめとする同大の研究者が執筆・編集協力した。

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