絶滅タスマニアタイガーのDNA、マウス内で「復活」
2008年05月22日13時46分
70年以上前に絶滅したとされるタスマニアタイガーのDNAがマウスの体内で「復活」した。豪メルボルン大や米テキサス大などのチームが米科学誌プロスワンに発表した。絶滅動物のDNAを、生きている動物の体内で機能させたのは世界初という。
タスマニアタイガーは肉食の有袋動物。研究チームは、メルボルンの博物館で100年間にわたってアルコール保存されていた標本からDNAの一部を取り出 し、マウスの受精卵に入れた。その後、このDNAがマウスの軟骨細胞で働くのを確認した。AFP通信によると、研究チームは「絶滅動物そのものを復活させ るものではない」という。(田中康晴)
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