2008年5月15日木曜日

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2008年05月15日 11時34分00秒

聖書の謎を解き明かす鍵、2000年以上前に書かれた「死海文書」が公開される



1947年から1956年にかけてイスラエルの死海近辺にある洞窟から発見された、約850巻におよぶ聖書の写本集「死海文書」が、イスラエル建国60周年を記念して公開されているそうです。

「死海文書」は紀元前2世紀から1世紀の間に書かれており、限りなく聖書の原本に近いとされることから歴史的および宗教的価値が高いとされていますが、いったいどのようなものなのでしょうか。実際に展示されている様子のムービーもあります。

詳細は以下の通り。


Israel Museum puts Dead Sea scroll on rare display - Yahoo! News

この記事によると、イスラエルは建国60周年を記念して、41年前ぶりに死海文書の一部を3ヶ月間限定で公開しているそうです。公開されたのは24フィート(約7.3メートル)にもおよぶ巻物で、ヘブライ語で書かれているとのこと。

なお、死海文書の中には旧約聖書にある三大預言書の1つ「イザヤ書」の完全な写本があり、ユダヤ教やキリスト教の歴史に重要な意味をもたらすものとなっていることから、イスラエルでも最も重要な文化財と見なされているそうです。

これが今回公開された写本のムービー。ショーケースに写本が入っています。
YouTube - Israel Unveils Part of Dead Sea Scrolls


昨年9月に10年ぶりに新作映画が公開されたアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の影響で、「死海文書」や「裏死海文書」といったフレーズを聞くと、どうしても変なことを考えてしまいますが、実物を見てみると不思議な感慨がありますね…。



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