2008年5月17日土曜日

kumanichi local Sagara village Tea leaf green tea Germany France

2008年5月16日 08:03
熊本日日新聞 くまにちコムのTopへ戻る
相良村で「緑茶文化」取材中 仏独TV
加工した製茶を手に取材に応じる渡邊和夫さん(中央)=相良村
加工した製茶を手に取材に応じる渡邊和夫さん(中央)=相良村
 日本の緑茶文化にスポットを当てたテレビ番組を企画している海外の製作会社の取材班が、県内有数の茶の産地である球磨郡相良村に八日から滞在。同村深水の製茶業、渡邊和夫さん(62)を密着取材している。

 番組はフランス・ドイツ共同国営テレビ局のドキュメンタリー。世界各国の文化を特集、欧州連合(EU)圏で週一時間放映している。今回は日本人の暮らしに根差した緑茶を取り上げることにした。月末まで日本に滞在し、取材には阿蘇市や鹿児島市も訪れる予定。

 四・六ヘクタールの茶園を営む渡邊さんのこだわりは、減農薬と還元水を使った茶の栽培。取材班は三人で、茶摘みの撮影や渡邊さんのインタビューなどを重ねている。一番茶の収穫最終日となった十五日は、製茶作業で慌ただしい加工場の様子を取材していた。

 ディレクターのフランツマン・イルカさん(43)は「緑茶は健康志向の欧州人の関心が高い。飲むだけでなく料理に使ったり、お風呂に入れたりす るのに驚いた。緑茶文化は日本人の心そのものだと感じた」。渡邊さんは「番組を通じて、素晴らしいお茶の文化を海外の人たちにも理解してほしい」と話し た。(川崎浩平)


0 件のコメント: