山鹿市は二十八日午前、自転車競技の国際ロードレース「第一回ツール・ド・コリア—ジャパン」の開幕戦を六月二十一、二十二日の両日に開催すると発表し た。アジア、ヨーロッパ、アフリカなど十四カ国、計百三十二人の選手が参加。市内の周回コースで熱戦を繰り広げる。 主催する韓国体育振興公団が昨年末、国際大会の開催を日本自転車競技連盟に打診。「ゆうかファミリーロード」などの施設を持ち、韓国とゆかり が深い鞠智城があることから山鹿市が名乗りを上げた。七月四日まで日韓十カ所を転戦。第一ステージを山鹿で開き、残る九ステージはソウルや釜山など韓国で 行う。 日韓、中国、ホンコンなどのアジア勢のほか、ドイツ、オランダ、オーストラリアなど計十四カ国、二十二チームが出場予定。一チーム六人の着順とタイムの合計ポイントで個人・団体戦を競い、各ステージとトータルで表彰する。 二十一日はプロローグとして、市カルチャースポーツセンター特設サーキットで全選手が一周千八百メートルのタイムトライアルに臨む。 二十二日は鞠智城で第一ステージ開幕式。選手たちは約四キロパレード走行した後、あんずの丘公園をスタート・ゴールとする約十三・四キロのコースを十三周する。競技中は時速五十キロ以上に達するため大規模な交通規制が敷かれるが、沿道から応援できるという。 中嶋憲正市長は「世界大会の開催は市民にとって大きな誇り。経済的、文化的な効果も計り知れない。安全確保に全力をそそぎ、ぜひ成功させたい」と話している。(稲田稔丈) |
0 件のコメント:
コメントを投稿